1 行政書士は各種士業の中で最も業務の内容がわかりにくい職種だと思います。最近では知名度も増してきましたが、いまだに何をお願いしたらいいのかよくわからないと言われたり、司法書士や弁護士、税理士と間違われたりします。
そこで、行政書士の業務あれこれと題して、普段どういう仕事をしているのか経験談などを説明できたらと思います。
行政書士業務は多岐に及ぶのですが、それぞれの事務所ごとに得意な業務、不得意な業務があります。私の事務所の場合、特異な業務は入管や法人設立等です。
それ以外にも今まで経験をした業務はというと、建設業業務(許可、経営事項審査、許可替え新規等)、宅建業許可、相続業務(公正証書遺言作成、相続手続き)、古物商許可、質屋営業許可、法人設立(株式会社、合同会社、一般社団法人)、倉庫業許可、酒類販売許可、補助金申請(経営革新計画等)、自動車業務(車庫証明、自動車登録)、変わったところでは第2種金融商品取引業(不動産信託受益権)、公印確認、アポスティーユ認証等があります。私の場合、各種行政書士業務の中でも難しいとされる分野、相談内容が多いという傾向があります。他の行政書士が投げた案件とか。時には弁護士でも解決できなかった案件とかも来ます。
2 では、これらの幅の広い業務をどのようにこなすのか?どうやって書類を作るのかですが、正直に言って案件が来てから調べるしかないというのが答えです。
他の士業の場合、試験の内容が業務に直結していたりします。例えば司法書士試験では登記法が出題されます。税理士試験では税法が出題されます。ですから、登録してすぐに何らかの業務をこなすことができます。
ところが行政書士試験の場合、出題範囲は憲法、民放、商法、行政法、一般教養ですから業務の内容に間接的には役に立つものの直接的には役に立ちません。行政書士に登録して何の業務をメインにするかはそれぞれ自分で考えて、そこから研鑽をしていく必要があります。私も入管をメインにしたいと思って行政書士登録をしたのですが、それまで入管法など勉強したことなかったので(唯一知っていたのは憲法判例で有名なマクレーン事件判決くらい)登録してから最初の1年間は入管法をひたすら勉強する毎日という感じでした。そんな私でもいろいろ教えてくださる先輩に恵まれ、今日まで何とか事務所を維持できたのです。
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